デザイナー考案の柄により、図案士が方眼紙の上に点として描いていきます。その点の組み合わせが美しい絣へと導くのです。
反数によって糸の本数が決まります。それを締機(しめばた)で織り込みやすくする為イギスという海草糊で固めます。この作業は天候に左右されやすく、束同士が付かないよう指で整えることを3〜4回繰り返して糊を乾燥させていきます。絹糸は繊細な糸の為、整える作業も高度な技術を要します。
図案士が作成した方眼紙により、たて糸である防染した木綿糸を強く締め付けていきます。木綿糸で締め付けたところは染めの作業でも絹糸までは染まらず、そこが絣となっていくのです。 強く締め付けることが重要であり、男性の職人が多く、男の仕事と言えます。
締機で織られた物を筵(むしろ)といいます。その筵を染めるのですが、染め作業にはテーチ木染めと泥染めの工程に分かれます。 詳しくは泥染めのページへ
のの織り(機織)の為の準備加工には様々な工程があります。 ・部分解き:白くする所以外の木綿糸を解く作業 ・水洗い:糊を取る為のたたき洗い ・染色:柄に従い、色を付ける所に印をつけ、色差しする 色差し後、蒸気で蒸し、絹糸に着色させる その他にも、ソーピング・ユザ(油つけ)・天日干しなど多くの工程を経て、のの織りへと進みます。
ベテランの女性が1糸1糸丹念に高機(たかばた)で織り込んでいきます。 デザインされた絣の美がここで形となって現れます。
織り上がった大島紬をチェックします。
化学検査(本物の泥染めか)、絣不ぞろいではないか等をチェックします。ここで合格した製品だけが、本場奄美大島紬の合格章をもらえます。